JGCとSFCは両方持つ意味を考察。JAL・ANA上級会員を両取りするメリットと現実的な考え方

JALグローバルクラブ(JGC)とANAスーパーフライヤーズカード(SFC)は、どちらも「一度条件を満たせば、その後は対象カードを保有することで上級会員サービスを維持しやすい」という点で人気があります。

そのため、JALにもANAにもある程度乗る人ほど、「JGCだけで十分なのか」「SFCも持つ意味はあるのか」と悩みやすいです。特に、出張や旅行で航空会社を固定したくない人にとっては、かなり気になるテーマではないでしょうか。

結論からいうと、JGCとSFCの両方持ちには意味があります。ただし、誰にでもおすすめできるわけではなく、年会費・取得コスト・搭乗頻度まで含めて判断すべきです。

この記事の結論

  • JGCとSFCの両方持ちは、JAL・ANAの選択肢を広げたい人には意味がある
  • 実際に便利さを感じやすいのは、月1回以上飛行機に乗る人や出張・旅行が多い人
  • 特に手荷物優先や空港での移動のしやすさは、体感価値が高い
  • 一方で、複数カード保有は固定費も重く、誰にでも向くわけではない
  • 旅が好きで、ホテルステイにも価値を感じる人ほど恩恵を受けやすい
ANAスーパーフライヤーズカードのイメージ
ANAスーパーフライヤーズカードのイメージ(画像出典:ANA)
  1. 筆者の結論|JGCとSFCの両方持ちは「意味はある」が、万人向けではない
  2. JGCとSFCはそもそも何が違う?
    1. JGCはJAL Life Statusポイントと対象JALカード保有が必要
    2. SFCはANA上級ステータス到達後に申し込む形
    3. 共通しているのは「取ったあとに価値が出る」こと
  3. なぜJGCとSFCの両方持ちに意味があるのか
    1. JAL縛り・ANA縛りにならずに済む
    2. 便数・時間・空席状況で柔軟に選べる
    3. 地方発や国内線中心の人ほど恩恵を感じやすい
    4. 繁忙期やトラブル時の安心感が違う
  4. 実際に両方持って感じたメリット
    1. 手荷物優先は想像以上に便利
    2. 空港での心理的な余裕が増える
    3. 「どちらかに寄せる」無理がなくなる
  5. 一方で、両方持ちのハードルはかなり高い
    1. 年会費と家族カードを含めた固定費が重い
    2. 決済額が少ないとホテルカードの旨みが薄くなる
    3. フライト頻度が低いと恩恵を感じにくい
  6. JGC修行が難しくなっている今、複数持ちは誰向きか
    1. コスト以上に旅が好きな人
    2. ホテルステイにも価値を感じる人
    3. 逆に、単に「持ってみたい」だけでは続きにくい
  7. 先に取るならJGCとSFCどちらか
    1. JAL利用が多いならJGCから考える
    2. ANA利用が多いならSFCから考える
    3. 同時進行はよほど余裕がある人向け
  8. SFC側のカード選びで見るべきポイント
  9. 空はJGC・SFC、ホテルはMarriottという考え方も相性がいい
    1. 航空会社の使い分けとホテルの快適さは別軸で考える
    2. Marriott Bonvoyアメックスプレミアムは相性がいい
  10. FAQ
    1. JGCとSFCは両方持って意味がありますか?
    2. 両方持ちはどんな人に向いていますか?
    3. 逆に向いていないのはどんな人ですか?
    4. JGCとSFCを同時に目指してもいいですか?
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  12. 参考リンク
  13. まとめ

筆者の結論|JGCとSFCの両方持ちは「意味はある」が、万人向けではない

筆者自身、長くJGCを使ってきましたが、近年はANAに乗る機会も増えてきました。出張でもプライベートでも、毎回JALに縛られるより、その時に便利な便を選べたほうが使いやすいと感じる場面が増えたのが、SFCも持とうと思ったきっかけです。

実際に両方持ってみると、やはり便利です。ラウンジや優先搭乗ももちろんありますが、個人的には手荷物優先の恩恵を感じる場面が多いです。到着後すぐ移動したい出張や、家族旅行で荷物が多いときは、こうした差が意外と大きいと感じます。

ただし、JGCとSFCの両方持ちは、誰にでもおすすめできるわけではありません。筆者は、Marriott Bonvoyアメックスプレミアム、JAL CLUB-Aカードの家族カード、ANAワイドゴールド(Master)と家族カードという形で使っていますが、固定費はそれなりにかかります。

実感としては、少なくともMarriott Bonvoyアメックスプレミアムの価値までしっかり活かすなら、年間500万円以上の決済が一つの目安です。さらに、出張や旅行などで月1回以上は飛行機に乗る人でないと、複数持ちの恩恵は感じにくいと思います。

しかも現在は、JGC自体も以前より気軽に目指せるとは言いにくくなっています。そう考えると、複数持ちが向いているのは、単にステータスが欲しい人ではなく、コストを受け入れてでも旅そのものが好きな人、ホテルステイにも価値を感じられる人だと考えています。

JGCとSFCはそもそも何が違う?

まず前提として、JGCとSFCはどちらも航空会社の上級会員向けカードですが、入会条件や取得までの流れは異なります。ここを整理しておくと、「両方持ちが必要かどうか」も判断しやすくなります。

JGCはJAL Life Statusポイントと対象JALカード保有が必要

JGCは、JAL Life Status プログラムで1,500 Life Statusポイント以上を獲得し、さらにJGC対象のJALカードを保有することで入会できます。対象カードは、CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナなどです。

つまりJGCは、「JALに乗る」「条件を満たす」「対象カードを保有する」という3つがセットになっている制度です。

SFCはANA上級ステータス到達後に申し込む形

SFCは、ANAの「ダイヤモンドサービス」または「プラチナサービス」メンバーなど、一定の資格を満たした人が申し込めるカードです。ANAグループ運航便で100万ライフタイムマイルに到達した人にも申込資格があります。

そのため、一般的には「ANAで一定以上搭乗して、プラチナなどに到達した後で申し込むカード」と考えるとわかりやすいです。

共通しているのは「取ったあとに価値が出る」こと

JGCもSFCも本当の魅力は取得後にあります。毎年修行を繰り返さなくても、対象カードを保有していれば、ラウンジや優先搭乗などの上級会員サービスを使いやすくなるからです。

なぜJGCとSFCの両方持ちに意味があるのか

両方持ちの一番の価値は、単なるコレクションではなく、JALとANAのどちらも現実的な選択肢にできることです。ここは片方だけでは得にくいメリットです。

JAL縛り・ANA縛りにならずに済む

筆者自身がSFCを持とうと思った最大の理由もここです。以前はJGC中心でしたが、実際にはANA便のほうが便利な場面も増えてきました。出張でも私用でも、「JALに合わせる」より「その時に一番便利な便を選ぶ」ほうが合理的だと感じるようになったのです。

便数・時間・空席状況で柔軟に選べる

行きはJAL、帰りはANAのほうが便利というケースは珍しくありません。両方持っていると、時間帯や空席、価格、接続の良さを見て選びやすくなります。

地方発や国内線中心の人ほど恩恵を感じやすい

地方空港利用者や国内線中心の人ほど、JAL便が強い日とANA便が強い日が分かれやすいです。そのため、片方だけよりも両方持ちの価値が高くなりやすいです。

繁忙期やトラブル時の安心感が違う

欠航や遅延、繁忙期の混雑などがあると、普段からJAL・ANAの両方を選べる体制にしておくこと自体が安心感につながります。

実際に両方持って感じたメリット

スペック表だけではわかりにくいですが、実際に使うと「地味だけど効く」と感じる場面があります。ここは体験ベースで伝えたい部分です。

手荷物優先は想像以上に便利

個人的に一番便利だと感じるのは、やはり手荷物優先です。ラウンジや優先搭乗ももちろんうれしいのですが、到着後にすぐ動けることの価値は大きいです。

特に、出張でそのまま商談先に向かうときや、家族旅行で荷物が多いときは、預けた荷物が早く出てくるだけで移動全体のストレスがかなり減ります。

空港での心理的な余裕が増える

優先搭乗やラウンジの有無は、飛行機に月1回以上乗るような人ほど効いてきます。毎回は大差なく見えても、回数が増えるほど快適性の差は積み上がっていきます。

「どちらかに寄せる」無理がなくなる

両方持ちにすると、無理にJALやANAのどちらかへ寄せる必要がなくなります。旅程全体を見て、その日一番都合のいい便を選びやすくなるのは、想像以上に実用的です。

ANAスーパーフライヤーズカード 一般カード 公式画像
ANAスーパーフライヤーズカードのイメージ(画像出典:ANA)

一方で、両方持ちのハードルはかなり高い

ここは強調しておきたいのですが、JGCとSFCの両方持ちは「便利そうだから」と軽く始めるものではありません。実際には、取得コストも維持コストもそれなりに重いです。

年会費と家族カードを含めた固定費が重い

JGC・SFC・ホテルカードまで持つと、年会費の負担は無視できません。筆者のように、Marriott Bonvoyアメックスプレミアム、JAL CLUB-Aカード家族カード、ANAワイドゴールド家族カードまで含めると、カード戦略全体の固定費はかなり大きくなります。

決済額が少ないとホテルカードの旨みが薄くなる

特にMarriott Bonvoyアメックスプレミアムは、持っているだけで価値が出るカードというより、しっかり使ってこそ真価が出るタイプです。実感としては、少なくとも年間500万円以上の決済が一つの目安になります。

フライト頻度が低いと恩恵を感じにくい

また、月1回以上は飛行機に乗るくらいでないと、両方持ちのメリットは体感しにくいと思います。年に数回しか飛ばない人だと、年会費と取得コストに対して満足感が追いつかない可能性があります。

筆者の実感ベースの目安

  • 月1回以上は飛行機に乗る
  • 出張か旅行のどちらか、または両方で航空会社を使い分ける
  • ホテルステイにも価値を感じる
  • Marriott Bonvoyアメックスプレミアムを活かすなら年間500万円以上の決済が目安

JGC修行が難しくなっている今、複数持ちは誰向きか

現在は、JGC自体も以前より気軽に目指しやすい状況とはいえません。そのため、「せっかくだから両方持つ」という発想は、昔よりハードルが高くなっています。

コスト以上に旅が好きな人

複数持ちが向いているのは、単にステータスに憧れる人ではなく、コストを払ってでも旅そのものを楽しみたい人です。移動の快適さ、便の選びやすさ、空港での負担軽減などに価値を感じる人には向いています。

ホテルステイにも価値を感じる人

空だけでなく宿泊も旅の満足度に直結すると考える人なら、航空系カードとホテル系カードの組み合わせはかなり相性がいいです。

逆に、単に「持ってみたい」だけでは続きにくい

両方持ちは見た目以上にコストがかかるため、動機が弱いと途中で重く感じやすいです。実際にJAL・ANAの両方をある程度使うかどうかが、最終的な満足度を大きく左右します。

先に取るならJGCとSFCどちらか

両方持ちに興味があっても、最初から2つ同時に目指すのは基本的におすすめしません。まずは自分の利用頻度が高いほうから着手するのが現実的です。

JAL利用が多いならJGCから考える

普段からJAL便をよく使うなら、まずはJGC側から考えるほうが自然です。特に、どのJALカードを選ぶべきかを先に整理しておくと、遠回りしにくくなります。

JGC入会におすすめのJALカード比較はこちら

ANA利用が多いならSFCから考える

ANA便の利用が多いなら、SFC側から考えるほうが納得感があります。ANAカードは種類が多いため、どのカードを軸にするかで戦略が変わります。

同時進行はよほど余裕がある人向け

資金面・時間面・搭乗頻度にかなり余裕がある人を除き、JGCとSFCの同時進行は避けたほうが無難です。まず片方をしっかり取り、その後に必要性を感じたらもう片方を検討する流れが現実的です。

SFC側のカード選びで見るべきポイント

ANAカードは種類が多く、一般・ゴールド・プレミアムでボーナスマイルや日常決済の還元が大きく異なります。SFCを見据えるなら、この違いも把握しておきたいところです。

ANAカード種別 フライトボーナス ショッピング利用 ANA Payチャージ
一般カード 10% 100円で0.5マイル相当 1,000円ごとに1マイル
ゴールドカード 25% 100円で1マイル相当 1,000円ごとに6マイル
プレミアムカード 50% 100円で3~4.5マイル相当 1,000円ごとに11マイル

日常決済までANA側に寄せるのか、飛行機利用中心で考えるのかによって、選ぶべきカードは変わります。出張や決済額が多い人ほど、ゴールド以上の価値を感じやすいです。

ANAゴールドカード 公式画像
ANAゴールドカードのイメージ(画像出典:ANA)
ANAプレミアムカード 公式画像
ANAプレミアムカードのイメージ(画像出典:ANA)

空はJGC・SFC、ホテルはMarriottという考え方も相性がいい

もし旅全体の満足度を高めたいなら、航空系カードだけで完結させる必要はありません。空の快適さはJGCやSFC、ホテル滞在はホテル系カードという形で役割分担すると、無理なく組みやすくなります。

航空会社の使い分けとホテルの快適さは別軸で考える

JGCやSFCは、あくまで空港・搭乗・移動の快適さに強いカード群です。一方で、宿泊体験まで重視するなら、ホテルカードを別で持つ考え方も十分合理的です。

Marriott Bonvoyアメックスプレミアムは相性がいい

筆者自身も、航空系カードとは別軸でMarriott Bonvoyアメックスプレミアムを組み合わせています。ただしこのカードは、年会費も決済額もある程度覚悟が必要で、誰にでもすすめやすいカードではありません。

詳しい使用感は、Marriott Bonvoyアメックスプレミアムの評判・メリット・デメリットでまとめています。

Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード 公式画像
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(画像出典:American Express)

FAQ

JGCとSFCは両方持って意味がありますか?

あります。特に、JALとANAの両方を使う人にとっては、便の選択肢が増え、どちらでも上級会員サービスを受けやすくなる点が大きなメリットです。

両方持ちはどんな人に向いていますか?

出張や旅行で月1回以上飛行機に乗る人、JALとANAの両方を使い分ける人、ホテルステイにも価値を感じる人に向いています。

逆に向いていないのはどんな人ですか?

年会費を抑えたい人、飛行機利用が少ない人、まずはどちらか一方に集中したい人には向きにくいです。

JGCとSFCを同時に目指してもいいですか?

資金面や搭乗頻度にかなり余裕がある人を除けば、同時進行はおすすめしません。まずは利用頻度の高い航空会社側から着手するのが現実的です。

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参考リンク

まとめ

JGCとSFCの両方持ちは、たしかに意味があります。特に、JALにもANAにも乗る人にとっては、便の選択肢が増え、移動全体の自由度がかなり上がります。

実際に使ってみると、ラウンジや優先搭乗だけでなく、手荷物優先のような地味なメリットも積み重なるため、出張や家族旅行では体感価値が高いです。

ただし、複数持ちはコストも重く、誰にでも向くわけではありません。旅の頻度、カード決済額、ホテルステイへの価値観まで含めて考えたうえで、自分に合うかを判断するのが大切です。

「両方持つべきか」ではなく、自分の旅のスタイルに本当に合っているかという視点で考えると、後悔しにくい選択ができます。

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